心臓リハビリテーションとは

  • 2020.08.04 Tuesday
  • 11:52

今年は梅雨明けが長引き、新型コロナウイルスの第二波も懸念され心落ち着かない日々が続いていますね。

感染予防のために、マスク着用、手洗い、3密回避を行い、自分自身や大切な周りの人を守る気持ちで対策をしていきましょう。

 

 

さて、今回はメディカルフィットネス部から『心臓リハビリテーション』についてお話しします。

 

 

心臓リハビリテーションとは

 

心臓リハビリテーション(心臓リハビリ)とは、心臓病の患者さんが、体力を回復し自信を取り戻し、快適な家庭生活や社会生活に復帰するとともに、再発や再入院を防止することをめざしておこなう包括的な活動プログラムのことです。

 

内容として、運動療法をはじめ、疾患に対する知識の習得・生活指導・相談(カウンセリング)などを含みます。

慢性心不全、心筋梗塞、狭心症、心臓手術後などの患者さんは、心臓の働きが低下し、また安静生活を続けたことによって運動能力やからだの調節の働きも低下しています。そのため、日常生活においてすぐには強い活動が行いにくく、またどの程度活動しても大丈夫なのかが分からないために不安もあります。これらに対して心臓リハビリで適切な運動療法を行うことが役に立ちます。さらに、心臓病の原因となる動脈硬化の進行を防止することをめざして、栄養指導や禁煙指導も行います。

 

心臓リハビリでは、専門知識を持った医師、理学療法士、看護師、薬剤師、臨床心理士、検査技師、作業療法士、健康運動指導士など多くの専門職種がかかわって、患者さん一人ひとりの状態に応じた効果的なリハビリプログラムを提案し、実施します。
 

 

 

心臓リハビリテーションの効果

 

心臓リハビリの効果はこれまでの研究によって多岐にわたり証明されています。

具体的には、虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)や心不全の患者さんが心臓リハビリに参加することにより、死亡率や症状の悪化による入院のリスクが低下することがわかっています。

さらに心臓リハビリに参加することにより、生活の質が向上し、毎日をより快適に過ごすことができるようになります。

 

その他、心臓リハビリにて以下のような効果を目指します。

 

・運動能力、体力の向上により、日常生活で慢性心不全の症状(息切れなど)が軽くなる

・筋肉量が増えて楽に動けるようになり、心臓への負担が減る ・心臓の機能が良くなる

・血管が広がりやすくなり、身体の血液循環がよくなる

・動脈硬化が進みにくくなり、既にできている動脈硬化性プラーク(血管の壁の盛り上がり)が小さくなる

・血管が広がって高血圧が改善する

・インスリンの効きが良くなって血糖値が改善する

・自律神経が安定して不整脈の予防になる

・運動を行うと仕事や家庭生活、社会生活の満足度が高くなる


 

 

当院での心臓リハビリテーション

 

当院のメディカルフィットネスセンターにおいて、外来通院心臓リハビリを実施しています。心臓の疾患を持っていらっしゃる外来患者さんで心臓リハビリに興味をお持ちの方は是非主治医にご相談ください。


 

心電図検査とは?

  • 2020.07.14 Tuesday
  • 12:00

〜〜〜〜〜今回は、臨床検査部からの発信です〜〜〜〜〜

 

7月に入り、例年ですと梅雨明けが待ち遠しいのですが、今年は新型コロナウイルス感染の終息が見えず、何となく晴れやかな気分になれませんね。

 

新型コロナウイルスの流行で、マスクをつけるのが当たり前の毎日。最近は、蒸し暑さが続き、マスクをしているのがちょっと苦しいと感じます。はずしたくなりますが、マスクをすると(新型コロナウイルスの存在する)唾液の飛び散りがかなり抑えられます。

 

 

 

また、感染防止の観点から3つの基本が発表されています。

 

身体的距離の確保 マスクの着用 手洗いです

 

1人1人が実践できるように心がけましょう!

 

 

さて、検査部からは『心電図検査とは何か?』をお話しします。

 

循環器のクリニックに行くと、心電図検査をします。(安静時心電図

心電図とは、心臓の筋肉(心筋)に流れる微量の電流を波形としてグラフに表したものです。

心電図検査は循環器の基本で、心臓血管の多くの異常を示唆する所見が得られます。

 

 

検査の流れは、胸、手首、足首の皮膚を出して、横になります。

手足をクリップではさみ、胸に6つの吸盤をつけます。2〜3分ほどで終了します。

 

 

 

心電図検査は、安静時や、短時間に見つかりにくい異常を発見するために、他にも様々な方法があります。

 

 

 

☆運動によって心臓に負荷をかけ、安静時では見つけにくい心臓の筋肉異常を見つける検査として、トレッドミル検査、エルゴメーター検査、マスター2段階負荷試験があります。


☆短時間で症状や異常が見つかりにくいときに24時間、体に電極を付着させ、連続的に心電図を測ることができるホルター心電図、イベントホルター心電図などがあります。
 

 

 

では、心電図でどんな状態がわかるのでしょうか?

次のようなものがあります。

 

不整脈

左室肥大

右室肥大

心房負荷

心筋梗塞

心筋虚血

狭心症

心筋障害

WPW症候群

電解質異常(K,Caなど)

です。

 

 

難しい言葉ばかりですね。詳しくはこれからのブログで少しずつ紹介していきたいと思います。次回はこの中の不整脈をわかりやく解説します。




 

腸内環境と免疫力について

  • 2020.06.24 Wednesday
  • 14:53

 新型コロナウィルスの影響で不安な毎日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

 今回は、日頃患者さんに食事療法の提案を行っている栄養管理士から、定期的にお便りを発信致します。

本日は第1号と致しまして、【新型コロナに立ち向かう!免疫力アップのお話】させていただきます。

 

 

【免疫に大切な腸内環境】

「腸内環境を整えましょう」これは近頃よく耳にする言葉ですが、腸内環境の改善は便通を良くするだけでなく、免疫力の強化にも大きな役割を果たします。腸管に存在する免疫機構は全身の免疫機構のなんと約6割を占めるとも言われています!腸管を制する者は免疫も制す!!

 

ヨーグルトや納豆など発酵食品からの善玉菌【プロバイオティクス】摂取や、今お腹にいる善玉菌のエサ【プレバイオティクス】となる食物繊維などを積極的に摂ることが、腸内環境を整えるためには良い方法ですね。

※ただし、下痢などお腹を壊しやすい方には、ヨーグルト等の乳製品を控えた方が良い場合もあります。

 

 

 

 

【免疫に大切な抗酸化力のお話】

「ポリフェノールには抗酸化力がある」「緑茶に含まれるカテキンが身体に良いらしい」...結局、抗酸化力ってなんだろう??と疑問に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 抗酸化力とは字のとおり、酸化に抗う力の事です。酸化は鉄釘に出来る錆を例に挙げられる事も多いのですが、身体の中でも同様、酸化は健康な細胞に大きなダメージを与えます。それは免疫機構を担う細胞にも大きく影響し、体内で酸化が進むことは免疫力を低下させることに繋がるのです。

 

 

 

 

 

 緑黄色野菜など植物性食品に含まれる色や香り、アクは、フィトケミカル(ファイトケミカル)と言って抗酸化作用を持ちます。日々のお食事にも色々な色の食材を取り入れて、身体の抗酸化力・免疫力を上げていきましょう。!!

 

※管理栄養士のいる当クリニックでは、医学的治療のひとつとして医師の指示のもと、循環器疾患など病態に合わせた食事療法の指導・提案を受けることができます。特に高血圧や脂質異常症、糖尿病など生活習慣病と言われるものには、食事療法の実践と継続がとても大事です。

お食事は毎日続いていくものです。無理なことは続きませんが、少しづつでも食習慣・生活習慣を改善することは大きな変化に繋がります。

 

 

 一度お食事を見直したいと思っていらっしゃる方は、この機会にぜひ主治医の先生にご相談なさってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

胸痛について

  • 2020.06.02 Tuesday
  • 16:31

 初夏の爽やかな風が心地よく感じられる季節となり、道行く人の装いにも夏らしさも感じられるようになりました。

しかしながら、コロナウイルス感染症拡大の影響で、外出自粛や在宅勤務など環境の変化によるストレスから自律神経のバランスを崩し、「胸が苦しい」などど症状が起きている方がいらっしゃるかもしれません。精神的な症状だけの場合もありますが、精神症状やストレスと、心臓などの内臓疾患は密接な関係があります。

 

今回は胸痛についてお話します。

 

 

「胸が痛い」イコール「心臓の病気」とは限らない。

胸痛の原因にはあらゆるものがあります。心臓の異常・大血管の異常・肺や胸膜の異常・消化器官の異常・感染症由来のものなどたくさんの原因が胸痛という症状には含まれています。もちろん胸痛の中には緊急性の高いものも含まれます。

 

胸痛が生じる病気の例

心筋梗塞・狭心症・弁膜症・心内膜炎・心膜炎・心筋炎・不整脈・心臓神経症・解離性大動脈瘤・肺炎・自然気胸・肺動脈塞栓症・胸膜炎・肺がん・縦隔腫瘍・食道がん・食道炎・帯状疱疹・筋肉痛・胆石症などたくさんあります。

どの病気であっても、早めに検査・治療を行うことで、元気に長生きできる可能性が高くなります。

 

危険な胸痛

急に発生した胸痛、どんどん悪化する(安静にしても治まらない)胸痛、呼吸困難・めまい・冷や汗などを伴う胸痛などは要注意です。受診してください。

 

痛みの症状の観察ポイント

・症状はいつからなのか、どんな時に起こるのか

・痛みの強さや持続時間

・どのような痛みでどこが痛むのか

受診の時にこのような症状を教えてもらうことで診断の参考になります。

 

胸痛を引き起こす病気は沢山ありますので、胸痛があれば、早めの受診・治療を行いましょう。そして診断後はその病気を理解し、しっかり体調管理を行い健康維持していきましょう。

(文責 看護部)

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    ステイホームによる運動不足の解消

    • 2020.05.08 Friday
    • 18:15

    メディカルフィットネス部より

     

    現在、新型コロナウイルスが全国的に猛威を振るっています。

     

    緊急事態宣言の発令により、運動や活動の機会が減り体力の低下を心配されている方も多いのではないでしょうか。

    ステイホームによる運動不足の解消に、当院が提携するメディカルフィットネス北白川では、公式YouTubeチャンネルにてエクササイズ動画を掲載しております。

    ご自宅でも行える簡単なエクササイズとなっていますので、ぜひ日頃の運動習慣に取り入れてみてください。

    下記のURLからエクササイズのご視聴が可能です。

     

    https://www.youtube.com/channel/UCSZ_rDHrC35fOs-2Rk5lORA

     

    動画で紹介しているエクササイズはご自身の体重を負荷として行う《自重トレーニング》です。 自重で行うことにより、過度な負担がなく安全に運動を行うことができます。また、鍛える筋肉が普段の日常動作にも活用しやすく生活動作の維持や増進により、快適な日常生活の獲得が期待できます。

    安全に実施するために、下記の点に注意して行ってください。

     

    ・エクササイズフォームに慣れるまでは「楽だな」と感じる程度で行う

    ・エクササイズに慣れてきたら「ややきつい」〜「きつい」と感じる反復回数と動作速度で行う (反復回数は10〜20回を3セット、一つの動作を3秒ほどかけてゆっくり行う)

    ・呼吸は止めず力を入れる動作で息を吐き、力を緩める動作で息を吸う

    ・痛みや違和感がない範囲で行う

     

    今後も感染予防のために、「手洗い・手指消毒」「3密の回避」「咳エチケットの徹底」などを行いながら、快適な日常生活をお過ごしください。

     

    ホームページリニューアル&当院の感染症対策について

    • 2020.04.23 Thursday
    • 09:00

    情報管理部より

     

    この度、当院のホームページをリニューアル致しました。

     

     リニューアルに伴い、「もりクリ通信」としてクリニックに関する情報や、循環器(心臓)領域に関わる病気、当院でも行っている各種検査に関する情報提供を定期的に行う予定です。閲覧頂けましたら幸いです。

     

     現在、新型コロナウイルスが全国的に猛威をふるっています。京都市でも非常事態宣言に伴い、特定警戒都道府県に指定されました。

     当院の通院患者さんの中には、高齢者、心臓疾患含め、持病をお持ちの方のさんが多く、そのような方は新型コロナウイルスの重症化リスクが非常に高いとされています。

     その為、院内感染の予防に徹底した対応をしております。

     

    【来院前の風邪症状の患者さんへの対応】

     感染防止の観点から、当面の間、風邪症状(発熱、咳、喉の痛み、下痢、嘔吐など)のある方は直接来院されずに、まずはお電話下さい。その際に、「自宅療養」または「指定時間の受診」のご案内をさせて頂きます。また、海外からの帰国、接触者が明らかな場合は「帰国者・接触者相談センター」への連絡をお願いしています。

     

    【来院時の全患者さんへの対応】

    患者さん全員を対象に、受付前に入り口で「体温測定」、及び「体調チェック(風邪症状の)」を実施しています。風邪症状が認めらる(疑われる)場合、隣接する「臨時待合室」にて対応させて頂きます。

     

    【当院の感染症への対策】

     ・常時換気

     ・診療時間中の定期的(1時間毎)に、ドアノブ、手すり等の共有部分の消毒

     ・スタッフの手洗い、衛生管理、健康管理の徹底

     ・院内スタッフ間の感染症に関する情報の共有

     

     患者さんの皆さまも、手洗い、うがい、マスク着用などの咳エチケット対策を徹底して頂き感染防止対策を心がけましょう。

     

     皆さまにはご不便をお掛けいたしますが、感染防止の為、何卒ご協力をよろしくお願いいたします。

     

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